( 午前10時17分開議 )
○西村 委員長 委員の皆様方には御参集をいただきまことにありがとうございます。ただいまより本委員会に付託されました
関係議案審査のため
環境産業委員会を開会いたします。
本委員会に付託されております案件は、お手元に御配付のとおり議案2件であります。
なお今定例会の委員会につきましては、本会議同様、
新型コロナウイルス感染症の予防及び拡大防止の運営を行ってまいります。
委員会室においても
マスク着用を徹底しておりますので、委員、
理事者各位におかれましては適宜水分補給を行っていただきますよう申し上げておきます。また、トイレのための退室はあらかじめ許可いたしますので、よろしくお願いいたします。なお理事者の配席につきましても
感染拡大防止策として間隔をあけており、また、
必要最小限の人数で入れかえながら審査を進めていきますので御理解よろしくお願いいたします。
それでは審査の順序並びに方法についてお話しさせていただきます。審査の順序については、まず消防局、次に環境部、最後に
都市魅力産業スポーツ部及び
農業委員会の3グループに分けて審査を進めていきますので、御理解よろしくお願いいたします。
次に審査の方法でありますが、まず付託議案に対する質疑を行い、質疑が終了した後に一般質問を行いたいと思いますので、委員の皆様には御協力のほどよろしくお願いいたします。なお市長に対する総括的な質疑、質問があれば最終段階に行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また審査につきましては、市長総括を含めた2日間で質疑、質問を終えていただきますよう委員各位の御協力をお願いいたします。特に限られた日程、時間の中で、委員の皆様には公平、平等に発言をしていただけますよう最善の努力をさせていただきますので、何分の御理解をお願い申し上げます。
理事者の方におかれましても、委員の質疑、質問に対し的確に答弁されますようあわせてお願いしておきます。
それでは本委員会に付託されております議案第89号令和2年度東大阪市
一般会計補正予算第9回
中本委員会所管分及び議案第102
号指定管理者の指定の件の2案件を一括して議題といたします。
これより
消防局関係の審査を行います。
消防局については付託議案がありませんので、質問から行いたいと思います。質問はありませんか。
◆高橋 委員 12月2日に消防局のホームページに記載されてました
救急情報カードについてお尋ねします。この
救急情報カードというのはどのようなカードなのか、ちょっと御説明していただけますか。
◎野田
通信指令室長 委員の御質問に御答弁いたします。
救急情報カードの内容につきましては、火災を発見したときや救急車を要請するときに市民の方が少しでも落ちついて通報できるように、自宅や職場の住所等、通報に必要な情報を記入していただけるものとなっております。また、
かかりつけ病院や
アレルギーなどの
医療情報を記入していただくことで、
万が一救急搬送時など一刻を争う場面において、必要な情報を救急隊へ知らせることができるものとなっております。さらに、救急車が必要かどうか迷った場合に相談する
救急安心センターおおさかなどの電話番号や、緊急時に必要とされる
小児救急支援アプリなどの
QRコードを掲載したカードとなっております。以上です。
◆高橋 委員 今までにこのようなカードはございましたか。
◎野田
通信指令室長 他市ではつくっておられるところが何カ所かありますが、我が市では初めてです。以上です。
◆高橋 委員 このカードはどういった形で、周知、配布、数量とかはどういうふうにする予定なんでしょうか。
◎野田
通信指令室長 現在は
防災学習センターや各消防署の
配布物コーナーに配架しております。また
ウエブサイトでもダウンロード可能になっております。現在は
ウエブサイトで掲載しておるだけですが、より広く認知していただくためには、
新型コロナウイルスが終息し
各種イベントを開催することが可能となった場合、救急の日や
出初め式等において市民の皆様に配布することを検討しております。数量についてはいまだ未定です。以上です。
◆高橋 委員 例えば火災で、火事が発生して消防にお電話された方とか、すごく大変慌てていらっしゃると思いますし、救急車で運ばれる方とかも、状態によってはお話しできない方もいらっしゃると思います。それだけでなく、本当に小さい紙で、アプリもついてて、
救急病院とか休日診療とか小児科の診療、
小児救急支援アプリとか子供の救急とかにもアプリがありまして、しかも休日夜間の歯科診療、
大阪中毒110番、たばこの誤飲事故、
おおさか精神科救急ダイヤルとか、今コロナの時期でも精神的に参っていらっしゃる方もいらっしゃるので、それがきっちり書いていて、本人の
アレルギーがあるのか、飲んでる薬があるのかというのもきっちり書けるようになってるんです。折り畳めて
免許証サイズになるというのがこれはすごくいいことかなと思うんですよね。
マイナンバーとか免許証と一緒にお財布の中に入れれるという形で。全国初の取り組みをちょっと調べさせていただいたんですけども、東京都港区の
救急医療情報キットというのがあるらしくて、それが高齢者とか障害者などの安心、安全を確保するために冷蔵庫に必ず入れるんですって。
救急隊員が駆けつけたときは必ず冷蔵庫からキットを探して
医療情報を探す。この情報を結局きっちり
救急隊員と市民の皆様が共有できなかったら何もならないと思うんですよね。だからどれだけ市民の方と共有してどこに置くのかという、そういうのも必要やと思うんです。財布に入れてくださいとか。例えばこれ、だれが持ってるのかという、全然周知するのが難しいと思うんです。ですから例えば福祉部とか
市民生活部とか
高齢者施設とか、例えば自治会とか老人会の方にお配りして、皆様に、じゃあこれはきっちり財布に持っててくださいというような、そういう義務づけじゃないですけども周知していただいて、何かあったときにそのカードを財布の中に、財布は必ず多分持ってはると思うので、それを携帯していただいて、スムーズな消防の活動に役立てていただけたらすごくいいかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎野田
通信指令室長 委員の御指摘のとおり、各広報に今後努めていきたいと思います。関係部局と調整いたしまして前向きに進めていくように努力いたします。以上です。
◆高橋 委員 それではぜひとも、これ、すごくいいもので、ちょっと紙がぺらぺらで、もうちょっとええ紙にしたほうが財布の中でくちゃくちゃになるん違うかなという形なので、はさみでこうやって何かこう、自分で切ったりするのも、やっぱりゆがんだりするから、もうちょっといいものというか、いい感じの紙質がいいと思うんですけれども、副市長、その辺どう思われますか。
◎山本 副市長 確かにこの
救急情報カード、皆様方がお持ちいただいて緊急のときに慌てずに通報できる、また、御自身が意識ないときにその情報を伝えられるということで、非常に有用やと思います。今御指摘受けましたように、ただ単に配架して取ってもらうんじゃなくて、積極的に福祉施設であるとかそういうところに配布してまいりたいと。そのときに紙質の件でございますけども、確かに通常、市民の方が御自身で打たれるときには若干配慮もいただけるかわかりませんけども、こちらのほうで配架する部分については若干その辺の御指摘を受けて考えさせていただきたいと思います。
◆高橋 委員 ありがとうございます。ぜひとも活用していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
◆松平 委員
決算委員会のときも何人かの方が触れられてましたが、長年の懸案になってる消防職員の定数の問題ですが、条例で規定をされている定数というのは、消火、防火、救急、救命、すべてにわたっていろんな観点から考えられて、東大阪の人口との比較の中で必要な人数を規定をされてるというふうに思うんですが、いつもその人数に達していない状況で消防行政がされてるということなんですが、その点について、どうなんでしょう、それは常に定数を目指しながら定数にいかない、もちろん予算の件、予算の件は後ほど副市長がおられるんでそちらのほうへ聞けると思いますけど、消防としてこれでやっていけるのかどうか。
決算委員会のときの答弁では、例えば消防車両で5人定員乗車のところを4人にするなりの工夫をしてますというようなことがあったり、あるいは防火対策で現地調査をするのにどうなんだと、人数がもう少し多ければもっとたくさんのところを回れたり、回数を多く回れるんじゃないかなというふうな指摘、御意見もあったと思いますが、その点について、人数、定数についていかがですか。
◎入江
人事教養課長 条例定数が現在524名、現在の職員数につきましては519名で、委員御指摘のとおり5名の欠員が生じておりますが、
条例定数外の職員で短時間
再任用職員を各消防署へ配置しておりますので、災害対応の体制につきましては影響は少ないものと考えさせていただいております。しかしながら消防は
マンパワーが主力でございますので、引き続きまして
条例定数を確保できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◆松平 委員 いや、私はこれでいけてるんやったら条例改正して人数下げればええのやないかなと思いますし、条例ができたときにはそれなりのやはり積算根拠があって出された人数なので、引き続きこの定数をクリアできるようにということです。これはたまたま減ったりふえたり減ったりふえたりして定数に届かないんじゃなくて、ずっと恒常的に定数の下をいってるんじゃないんですか。ここ10年間、上にいったこと、上はいかないな、定数ちょうどに達した、欠員なしになったことというのはここ10年でありますか。
◎入江
人事教養課長 条例定数と同数の職員数となったことはございません。以上でございます。
◆松平 委員 だからいつもの答弁で、できるだけ定数に近づけるようにというふうに言われてるけれども、10年も近づけてなかったら、これはずっと近づくんじゃなく目標値だと。つまり考え方としては、これだけ必要やというよりも、これ以上必要ないという定数の見方をしなけりゃならないのかなと、理解しなけりゃならないのかなと思うんですけど、その辺はどうなんですか。要するにどれぐらい、今5名欠員で短時間の再任用の職員でカバーしてます、それは再任用の職員でこの5名の欠員がなくて、この
再任用職員を入れると524名になるんですか。
◎入江
人事教養課長 各消防署のほうへ配置しております短時間の
再任用職員については、現在8名配置しております。以上でございます。
◆松平 委員 だから8名を519にプラス8、だから短時間職員を入れると3名定数よりも多く配置できてるというふうに理解したらいいんですか。
◎入江
人事教養課長 委員御指摘のとおり、短時間
再任用職員を含めますと
条例定数を上回る配置を可能としているということでございます。以上でございます。
◆松平 委員 短時間職員というのは何時から何時までの勤務なんですか。日が違うのか時間が違うのか、どうですか。
◎入江
人事教養課長 短時間の
再任用職員につきましては、勤務時間につきましては、各消防署のほうに配置しております職員につきましては正規の勤務時間、泊まりの勤務を実施しておりますので朝9時から翌9時までを勤務時間としております。ただし勤務の日数につきましてはおおむね5分の4の勤務日数という形になっております。以上でございます。
◆松平 委員 だから時間は正職と一緒で月の日数が違うということですね。
◎入江
人事教養課長 勤務時間は正規の勤務職員と同じで、勤務する日数が若干少ないという形になっております。以上でございます。
◆松平 委員 それともう一つの問題は、他の職場と違って仕事しながらの研修だけではなくて、4月に採用されると半年でしたかね、
消防学校で訓練を受けられるのは。その日数、ちょっと私ははっきり覚えてなかったですが、その間は定数はどうなるのか。その間の定数減というのは大体年間どれぐらい、つまり新しい方がどれぐらい入ってこられて、いつも慢性的にこの4月から何カ月かの間は定数を何名下回ってるのかというのは出ますか。去年1年でも結構です。ことしでも構いません。
◎入江
人事教養課長 委員御指摘のとおり、
消防学校入校中の期間につきましては、半年間、6カ月間、
消防学校に入校するんですけども、その間は欠員状態という形になっております。その人数なんですけども、
定年退職者数が現在かなり少数の状態でございます。現状で
定年退職に合わせて
新規採用職員を採用していくという形になるんですけども、今現在、
定年退職の数自体が少数となっておりますので、その欠員については災害対応については影響が少ないというふうに考えております。また現在、
定年退職者のうち消防局において
フルタイム再任用職員として勤務していただく職員を任用しておりますので、
新規採用者数自体がかなり少数という形になっておりますので、先ほども申しましたとおり、
消防学校の入校中については警備体制について影響度はかなり少ないものというふうに考えております。以上でございます。
◆松平 委員 影響が少ないということであるなら、私たちが心配してるのは、
条例定数というものをクリアしないとしんどいんじゃないかという話なんですけど、今の答弁では、短時間
再任用職員であるとか通常の再任用の職員を活用することで、この人数で大丈夫なんやったら、さっきの答弁で定数に近づけていくということを言うこと自身がナンセンスやと思うんですよね。その辺がいかがなのかなと思って。もう心配しなくて結構ですよと、ずっと条例上の定数は下回ってるけども実態上の人数は、研修中の補完も含めて、体制は整ってますよということなのか、それとも定数に近づけていきますというさっきの答弁のほうが生きてるのか、どっちなんですか。
◎入江
人事教養課長 委員御指摘のとおり、研修であったりとか、あるいは年休も含めまして欠員といったところにつきましては、消防力を維持できますように工夫しながら勤務しておるところです。ただ消防局としましては、
条例定数524ということを議会のほうでお認めいただいているところがございます。そのときにもお話しさせていただいたかと思うんですけども、消防はあくまでも
マンパワーといったところが大事やと、主力やというふうに考えておりますので、
条例定数につきましては確保できますように引き続いて取り組んでいきますという形で御答弁させていただいてます。以上でございます。
◆松平 委員 今何とか補完できてるけど、できれば正職員の524名でするようにして、
短期再任用だとか
再任用職員の登用なしでもいけるようにしたいというふうに理解したらいいんですか。今矛盾してることを2つ言われてるんですよ。一つは、定員に達してないけど、こんだけのフォローしてるからもう消防力、防災力に問題はないという答弁と、もう一つは、定数に達していかないかんと。これはやっぱり市民の税金ですから、なしでいけるんであればそれにこしたことがない。しかし市民の財産を守るわけだから、必要ならばその市民の税金を投入せなあかんという、この2つの問題なんですけど、片一方では今現在、補完していて大丈夫です、だけども最終的には全員正職員で補完をしていきたいと、そして研修中の6カ月については再任用の職員で回していきたいと、こういう理解でいいんですか。どうなんですか。そこをはっきりさせといてください。そうすることで、もうこの質問を二度とせんでも済むんです。これはずっとされてて明快な答えをまだいただいてないように思うんです。
◎入江
人事教養課長 委員御指摘のとおり、現状としましては、その欠員につきましては短時間の
再任用職員で補てんといいますか、配置できておりますので、その部分については消防力を低下させることなく従事できているのかなというふうに考えております。ただこういった短時間
再任用職員であったりとか、あるいは
フルタイムの再任用であったりと、これは退職後のそれぞれ職員のいろんな事情等もございますので、あくまでも現時点では今先ほど申しましたように短時間再任用を8名配置できておりますが、その中で短時間の再任用が配置できないときも当然来るというところも見据えて、
条例定数524名までは正規の職員として採用できるように、今後関係部局と調整しながら努力させていただきたいというふうに考えております。以上でございます。
◆松平 委員 そして、そうした中で、今、
定年退職が減った、割に少なくなってるという、今の時期の問題でしょうかね。
定年退職が正直、年齢がいってるところへ来たら、がさっとふえるんでしょうけど、
中途退職、若い方の
中途退職、一回、事件がありましたよね。いじめの問題があって、それに絡んで、処分をされた
人間じゃない方が、あれはたしか市長表彰か何かをめぐって、お祝いの会の最中に起こったというふうな事件の経緯を聞きましたけど、そのことで若い隊員が
中途退職されたというふうに聞いてます。そういうふうなことで、あのときは、そういう相談をどこにするんやと。署の上司がもちろんいいわけだけど、上司の相談、だれにするんやというようなことの問題、あるいは消防はほかの職場と違って、ほかの職場ならちょっとこれパワハラやないかとか言われるようなことでも、消防の勤務の特殊性から、それは許される範疇やというようなことも当然出てくるだろうと思うんですけど、それは客観的に消防の内部では相談しにくいというような場合に、相談できる機関、本庁に例えば電話やとかメールで相談できるような機関をつくっておくことが必要やないですかというような話で、それも検討しますということだったんですけど、そういう対応も含めて、
中途退職、この5年ぐらいで毎年どれぐらいの方が、せっかく試験を受けて入ってこられた若い方が、まだ定年を迎える前にやめていかれてるのか。それデータありますでしょうか。
◎入江
人事教養課長 5年前ということで、
普通退職に限り御答弁させていただきます。27年度につきましては6名、28年度につきましては7名、29年度につきましては5名、30年度につきましては、申しわけございません、済みません、ちょっと、済みません。
平成29年度が5名、済みません。平成28年度が5名、平成29年度が5名、30年度が1名、令和元年度が1名、令和2年度、現在が1名という形になっております。
( 「27年は6名で合うてるのかな」の声あり )
◎入江
人事教養課長 27年は4名。済みません。
◆松平 委員 検証なんですけど、29年までは大体四、五人の方が途中でやめておられる。ところがここ3年間は1名、これ令和2年はまだ途中だからちょっとわからないですけど、随分減ってきてますよね。これぐらいが普通かなというふうに思うんですけど、やめられた原因、もちろん転職やとか、いろんな健康上の問題だとかいろんなものがあると思うんですけど、これ減っていったのは何か、こういう工夫をしたから
中途退職が減ったというふうに思えますというふうな検証はされてるんですか。
◎入江
人事教養課長 委員御指摘のとおり、ここ数年、
普通退職の数は少しずつではございますが、減ってきてございます。そういった経過の中で、消防局として取り組んでおります内容につきましては、過去の実績、
普通退職をしてる職員の実績が、特に採用されてから5年以内に退職する職員が多い状況でございましたので、この5年間を特定させていただきまして、実務配置後1カ月、それから半年、6カ月、あと1年、2年と1年おきに5年まで、計7回、
特定面談というのを実施させていただいてます。そういった中で、当然、仕事に関する悩み事であったり、あるいは
家庭環境が、結婚したりといったところの
家庭環境の変化など、仕事の部分からプライベートのたわいのない話まで、話題まで話せる場を設けさせていただいて、若い職員の不安解消といったところを図らせていただいてるところです。プラスアルファとしまして、その
特定面談のときに、面談をしている、相談を受けている職員のほうから、アドバイスなりといったところをさせていただきまして、職責の自覚であったりといったところを果たせるような目的という形で
特定面談を実施させていただいてるところです。以上でございます。
◆松平 委員 ありがとうございます。5年間ぐらいの一番危うい、いろいろ思い悩むときをきちっとフォローしていく面談をすることで若い方の
中途退職を抑えてるということで、評価のできる事業をしていただいてるというふうに思います。
次に救急の到達時間なんですが、これ以前から言われてる中で、随分と早くなってきてる、あるいは早くなった後、横ばいになってると思うんですが、
交通事情等はありますが、大体、7分、8分以内で、7分台、8分以内で現場には到着をされてると。ところが、実際に
医療機関に到着をするのは30分以上かかってるというのが資料でいただいた現状だと思うんですね。当然、
問い合わせの
医療機関に救急の窓口、宿直の専門医がいないとかいうふうな
問い合わせをずっとこれ、救急車からしてもらってることになるんですが、この辺について、もう少し
医療機関へつなげる時間を短くできるような工夫というのは何かお考えがあるんでしょうか。
医療機関との連携だとか、日ごろのいろんな
シミュレーション、
連携シミュレーション等を通じて、この30分以上というのをせめて30分以内に縮められないものなのか。これはもう市民の皆さんから、早く来てくれるんやけど、救急車両の中でとまったままずっと待ってたというような、これは苦情というよりも、これは
医療機関の事情で、特に今、コロナの問題もありますし、仕方ない部分があるんですけど、ずっと恒常的に30分越していってしまってると。この辺のところについての市民の不安を少しでも解消できるような何か工夫、考え、これからの計画みたいなものがあればお示しをください。
◎尾崎 警備課長 委員御指摘の件でございますが、まず病院到着時間がなかなか減らないということに関しましては、そこのまず理由というところでございますけども、近年、救急搬送をする60%近くが65歳以上の高齢者となっていることが挙げられます。高齢者の方には複合的な疾患も多く、救急隊の観察もより慎重に行う必要があり、病院の選定にも時間を要しているというところで、結果的に病院への到着時間が遅くなっているというふうにまず分析しております。その中で少しでも早く病院へ到着するためには、地域、特に保健所であるとか
地域医療と連携をとりながら、少しでも、病院側の、受け入れていただける病院が早期に見つかるようになることというのも重要になると考えておりますので、毎年保健所、また
地域医療との会議等も含めて行っておりますので、その中で救急の到着時間を早くするための施策についてもお話しさせていただいて、お願いもさせていただいているところでございます。その辺を通じて、また少しでも早く行けるようにということで、今後も引き続いて
医療機関、保健所と協調していきたいと考えております。以上でございます。
◆松平 委員 具体に今平均が33分40秒ぐらいか。やっぱり34分のほうが近いね。34分以上、35分まではいってない。これを30分台にしようというような目標値を持って話をしないと、少しでも短いほうがいいんですと言いながら5年間、全然変わってないわけですから、先ほどの
中途退職と違って効果があらわれてないというふうに検証せなあかんのやないかなと思うんですよね。だからきちっとした目標値を立てて、こういうことをやっていく中で、来年は1分、その次は2分短縮をしていけるんじゃないかなというような、そういう目標値のもとに
医療機関とかあるいは保健所、健康部との連携をとられて、持病の把握であるとかかかりつけ医の把握であるとか、そういうふうなものを時間短縮できるようなもの、だからやはり目標値を立てないと、なかなか、何をしようかというのは、漫然と去年と同じような形になってしまうんじゃないかなというふうに思うんですけど、その辺はいかがですか。
◎尾崎 警備課長 委員御指摘のとおり、早期に病院へ収容するということは当然必要なことにはなってくるというふうには考えております。ただ傷病者の状況を的確に把握して、より適切な
医療機関に搬送するということがまず何よりも一番重要なことであると救急隊は常日ごろから考えております。それがまず何よりも有効な救急業務であるというふうに考えておりますので、それがまず大前提でありまして、その上に早期に
医療機関へ搬送できるというふうになりますので、現状今ちょっと目標という意味で1分、2分早くしていこうというところにはなかなか至ってないところはあるんですけども、適切な
医療機関への搬送というところはしっかりとやっていきたいと考えております。以上でございます。
◆松平 委員 いや、それは大前提で私は質問してるんですよ。どこでもええからとにかくはよ運べなんて言ってないですよ。何か誤解されてるん違いますか。これは27年、資料をもらってる5年間の間、本人に合った適切な
医療機関に搬送するのは当然のこととして、その時間をもう少し短縮できませんかという質問をさせていただいたんです。いや、適切な
医療機関を選定するためにはこれは必要な時間なんですと、これを短くしたら適切な搬送ができないんです、やったらそういう答弁してください。わかりますか。かみ合ってないんです、議論。私はもちろん適切な
医療機関へ運んでもらう、本人の状態、把握して運んでもらう、これはもう当然のこととして、その後の
医療機関との日ごろの連携、
シミュレーション、そういうふうなものをもう一工夫、二工夫あるのかないのかという、そういうことなんですよね。例えば7分間で到着する間に、だれそれさんというふうにわかれば、この方はこういう基礎疾患を持ってて、恐らくこれやろうから、そこの主治医が今おられるかどうかいうのだけは聞いていった上で現場到着しようとかいう工夫をしてますとか、何かそういうものが必要じゃないかなというふうに素人考えで思って質問してるんです。だから決して時間短くするために、どこでもええからとにかくはよ運んでくれと言うてるわけじゃないんですよ。適切な
医療機関へ搬送するのが当然。当然の中で2つあって、その中でも時間が短縮できるのか、それとも適切な搬送するためにはこれぐらいの時間は必要な時間なんですというふうに思われてるのか、これはどっちですか。
◎尾崎 警備課長 適切に搬送するという意味で、すべてが必要な時間ということではないとは考えてはおりますが、ただ現状、救急隊の活動の中ではこれだけの時間を要してしまっているというところでございます。大阪府下の消防本部で、大阪府が主導しまして救急の搬送と情報収集と、あと集積の分析をするシステムを組んでおりまして、全救急隊がそれを使用したスマートフォンを、今、救急車に乗っております。それを使って救急の搬送の支援ということができまして、事前に大阪府内、特に東大阪でも二次救急病院以上の
救急病院が、例えば今どういう科目がその病院で受けれますよというようなことを登録するようなシステムがあります。そのシステムで傷病者の状況を見ながら、それにタッチパネルで選択していくと近くでそれが診れるような病院というのを検索するような、そういうシステムが今現状、動いておりますので、今後、それは大阪府全体でやってるシステムでございますので、よりそれを有効に活用させていただいて、少しでも早く、ちょっと今、目標値という部分でしっかりとは御答弁させていただけないんですけども、大阪府全体の中で共有しながら少しでも早く搬送できるようにというふうにやっていきたいと思っております。以上でございます。
◆松平 委員 消防の方に質問させていただくのは実に4年ぶりぐらいになるから、まだちょっと私も要領をつかめてないかと思うんですけど、支援システムは前にお尋ねしたときに導入しますというときだったと思いますが、じゃあお尋ねしたいのは、その支援システムが導入されてからどれだけ時間は短くなりましたか、それ以前と比べて、平均的に。
◎尾崎 警備課長 現状、システム導入から時間が短くなったということはありません。以上でございます。
◆松平 委員 私がなれてないのかどうか、久しぶりだから。そんな答弁を委員会の中でしたら委員会とまっちゃうよ。私は時間が短縮できないかと言ったときにあなたの答弁は、こういうシステムを導入しておりますと、こういう答弁だったら、そういうシステムを導入する前と比べたらこんだけ減ったというふうな議論にならないと質問の趣旨に対する答弁になってないんですよ。久しぶりだから、もうその辺のかみ合いが、これからしていきたい、1年間、と思うけれども、答弁しっかり、議員が何を聞いてるのかということを把握して答弁してください。余計なかやく、つけてもらっても困る。システムを導入したけどもすぐに今効果はあらわれてないから、これからより有効に活用したいと、じゃあどういうふうに活用されますかということで1年間かけて委員と皆さんとの間で積み上げていくわけだから、その目先のことを右に行ったり左に行ったりという答弁はちょっとこれから考えていただきたい。もっと真剣に、本当にこれだけの時間が必要なのか、もう少し短縮できるのか。だから目標値を私、出しなさいと言うたんは、議会で、30分にしますと言うたら、次の委員会で、30分になってないやないかと、こんなことを、こんな無意味なことをするということを言ってるんじゃないですよ。皆さんの中で少しでも早く、1分でも早く搬送できるような体制というのを考えていく方向なのか、それとももう現状これぐらいがどこでも普通なんだと、ここがもう到達点、マックスなんだというふうに思われているのかどうかということを私はお尋ねしたい。まだ短くできるのかどうか。だから片一方で、支援システムを使ってますと、だからこれをより有効に活用していくというのが今後の課題ですという答弁をされてるんだから、ちぐはぐな、あっちこっちの、さっきの人事のところもそうでしたけど、どっちなのかということをきちっとはっきりして、この場で答弁して答えて終わりじゃないんだから、次への課題、3月にどうなってますか、6月どうなってますかということを点検をお互いにしていかないかん、そういう議論の場だからね。だから今の支援システムは導入されたことも私は知ってます。そのときの質問で、たしかこれからこういう形で大阪府が支援システムを導入しようとしてるのでうちも乗りますということで、それの総括がどうなのか、確かにそれで随分と助かってるのかどうか、もっといい方法はないのかどうかということを検討されて、まずこの時間というのはもう市民の皆さん理解してくださいと、適切に搬送するためには三十四、五分はかかりますよと、決してこれは我々が怠惰にやってるからじゃないんですよということであれば、それだけのことを私らも市民に広報するお手伝いをしますわ。こんなもんなんですよと。ところがもう少し本当に短くできるものなら、短くしてあげることが市民の安心感につながるんじゃないですかと、こういう話なんですよ。それについてもう一度答弁いただけますか。
◎尾崎 警備課長 現状の中では34分から35分という時間がかかっているのは事実でございまして、その中では怠惰な行動ということは一切ない状態でやれていると考えております。今後、大阪府と、また東大阪市の
医療機関、保健所とも協調しながら、より何か早くできるための工夫というものを見つけていきながら、早期に搬送できるように施策をとっていきたいと考えております。以上でございます。
◆松平 委員 ほんで話をそこへ戻して、もうええんじゃなくて、やっぱりもうちょっと、もっと努力をできるというふうな今の答弁だから、そのためには漫然と早くしようじゃなくて、来年この辺を目指してみる、議会に言わんでいいですよ。議会に約束するんじゃないですよ。来年はこれぐらい目指してみようというのを内部で持って取り組まれたほうがいいのではないでしょうかということなんですよ。今、目標値を出しなさいと言うてるんじゃないんですよ。やっぱり陸上競技なんかでも一緒ですやん。練習するのにタイムはかって、ああ、これよりも零コンマ何秒切れた、だからこういう運動をしよう、こういう訓練しようというふうな、そういう目標を数値として持たれたほうがいいのではないでしょうかと。だけどもそうじゃなくて、もうこれぐらいは絶対な必要時間なんだから、これ以上短くできませんよと言えば、もうここで議論は終わりなんですよ。だけど今最終の答弁では、できるだけ短くしていこうとおっしゃってたから、いくためには5年間ずっと同じ横ばいだから、少しやはり具体的に、1分縮めるためにはどうしたらいいか、30秒縮めるためにはどうしたらええかという数値的目標を持たれて、
シミュレーションなり技術の導入なりされるということはどうなんですかということをお尋ねしてるんです。いかがですか。
◎森田 消防局警防部長 委員のほうから御指摘いただいております病院までの到着までの時間、これを当然短くしていくという部分についていろんな取り組みもやっておる中、当然新たなシステム等も導入もしながら短時間、時間を短くしていくということも推し進めていかなければなりませんし、またアナログな部分におきますと、先ほど警備課長のほうも御答弁申し上げましたが、各
医療機関あるいは保健所とタイアップもさせていただきながら、現状としての課題をきちっと出していきながら、そして例えばそれが仮に目標として、委員おっしゃっておりますように、例えばことしはここに着眼をしてこんだけのことをやったけれども結局、結果としてはちょっと無理であった、あるいはこのぐらい成功したというような気概を仕事に対して持った上でしっかりと対応していくと、これが非常に今大事ことではないかと思っております。これからいろんな取り組み、例えば私も病院のほうに直接赴かせていただきまして、ぜひきっちりと収容していただける、受け取りしていただけるようにお願いしますということで、受け取りをしていただく病院のほうについてもいろんな御事情もございます中で、我々も積極的に足を運ばせていただいたことも過去何回かございますし、ドクターと
救急隊員との勉強会、あるいはナースとの勉強会ということもこれまで積み上げてきております。いろんなことをやる中でも、それをただ単にやっているということではなく、一定方向性としてやはりまだ時間を短くできるところはどういうところに工夫ができるのかと、こういった気持ち、気概をしっかりと仕事に対して持った上で努めさせていただいて、最終的には結果として、たとえわずかな時間でも短くなるということを目指していきたいんですが、なかなか無理なところもあるかもわかりませんが、それであればまた翌年に、それでは次はこういった手を打っていこうというようなことで、決してデジタル的な部分だけではなくアナログな部分においてもより一層力を入れて、一分でも一秒でも少なくしていけるような救急行政の施策というものの展開をやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◆松平 委員 そういう方向を示していただけたら、議会としてもどうなっていますかという、資料を見ながら、どんな試みをされたかという、先ほどの途中退職を食いとめるために5年間の経過を見てたというふうな一つの施策の展開、それの検証はできる。今おっしゃっていただいたように、努力を何かやっぱり来年度はこうしよう、再来年度はこうしようということの中で、その成果が見れるような業務をしていただけるということがありがたいし、同時に先ほど課長が答弁されたように、時間だけの問題じゃなくて、やっぱり的確に送るためには
救急隊員のスキルの問題、
医療機関等についての勉強の中で、この患者さんはこういうふうにすべきやとか、ここへ送るべきやとか、いや、ここでも大丈夫じゃないかみたいな判断ができるスキルをアップすることで、随分と市民に安心感が与えられるんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをします。
もう一点だけ。消火活動をされる中で、あるいは日ごろから町をパトロールされる中で、東大阪で消火の困難な箇所というのはどれぐらいあるのかというのを把握をされてるでしょうか。私は特に気になったのは、空中架線ですね、電線が、狭いところなんかでは空中のかなりの障害物になっている、そういうところでのはしご車による消火活動の阻害になってる。あるいはずっと路上駐車をしてる車があって、ここの箇所で火災があったときには大型車両は通れないなというような箇所の点検というのは進んでるんでしょうか。そういう実態はどれぐらい把握されてるんでしょうか。それについてお答えいただけますか。
◎尾崎 警備課長 違法駐車指導や屋外放置物件に関しまして、今何件ありますというところの件数の把握というのは、直接的にはちょっととってはおりませんが、日ごろの警防パトロールなどを通じて把握に努めている状況でございます。継続的に例えば違法駐車があるような場所に関しましては、管轄の警察に相談をして対応していただいているというところでございます。また屋外の放置物件に関しましては、所有者が確認できるものにつきましては直接所有者に対して指導、お願いという形でさせていただいております。また所有者不明の場合は管轄する道路管理者のほうに御相談させていただいているところでございます。委員御指摘がありました電線についてでございますけども、例えば火災現場で電線があって、そこに、はしご車ではなくて普通の車に積載している例えばはしごを立てかけて上階へ進入したいというようなときに関しましては、活動の中でよけながらやるというようなときも中にはございますし、あと現場の状況によっては関西電力の職員が現場のほうに出向していただいておりますので、その間の電線の通電をストップするというような形での活動ということもやっております。またはしご車の空中架線に関しましてですけども、建築する段階におきまして、電線とかが邪魔になるようなところに例えば消防活動空地を設定するというようなことはしておりませんので、消防活動空地を確保していただくというときは、そこにはしご車をとめれば電線類の影響なくはしごを伸ばすことができるというふうになっております。消防活動空地が確保できていない建物に関しましては、消防隊が屋内進入するために下からあけれるハッチでありますとか、そういう消防隊が進入することを考えたものをつけていただくという形で開発指導をさせていただいて対応しております。以上でございます。
◆松平 委員 何か物すごい、リップサービスか知らないけど聞いてないことを。私の聞いてることを答えてほしいのは、一番最初に危険箇所、困難箇所はリストアップはしてませんという答えだったから、それで心配してたんやけども、後のほうになってくると消防活動空地なんて、これは当たり前のことでわかってあることなんですよ。それがないために今開発なり建築のいろんな、法条例で規制をしてるんだから当たり前のことなんですよ。そういうところでしてなかったら、今度は法律や条例が問題になってくることだから、最後のはおまけで聞いておきましょう、時間もったいないけど。関西電力に火災のときに来てもらわなあかんような場所がどんだけあるかというのを私は聞いてるんですよ。今の答弁の中でいえば。そういうところを事前にきちっと把握をしておくことで、あの辺の周辺の火災であれば、これは関電にすぐ連絡をとって連携をしようというふうにできるのではないかという観点から、火災になったときに関電に来てもらったり、NTTに来てもらったりせなあかんような空中架線の非常に密集したようなところはないですかねと、そういうところは把握されてますかというお尋ねなんです。そういうところを把握してないのであれば、把握されておいたほうがいいのではないかという素人考えで思ってるんです。なぜならば今おっしゃったように火災が起こったときに関西電力へ連絡をされてるということだから、連絡をされなあかんところがやっぱりあるんだなというふうに推測をするんですが、その点はいかがですか。
◎尾崎 警備課長 建物で火災が発生した場合は、ほとんどの場合、関西電力に出向を求めておりますので、その活動の中で空中障害が出てくれば出向していただいてる関西電力の職員の方に協力を求めているという状況でございます。以上でございます。
◆松平 委員 わかりました。じゃあ答えを要約すると、私が心配してるように、日ごろから把握しておかなくても空中障害があるときはそれは対応できてますねんと、把握する必要はないと思ってますと、こういうことでいいですか。
◎尾崎 警備課長 現状の消火活動の中では協力体制がとれておりますので、十分活動はできていると考えております。以上でございます。
◆松平 委員 じゃあそういう、電柱等があって危険箇所を最初からマーキングしておく必要はないと、だから今後火災が起こったときに、一件たりとも電線が障害になったために消火活動がおくれましたというようなことはないというふうに理解しておいたらいいですね。
◎尾崎 警備課長 そのつもりで現場活動を行っておりますので、特にそれで今、過去も含めまして電線類で障害になり、消防活動ができなかったという事案はないと考えておりますので、今後もそのつもりで現場活動を行いたいと考えております。以上でございます。
◆松平 委員 つもりって、私は素人考えでそういうところを事前に、防火危険対策箇所というのを把握されておいて、地元とそういう情報も共有されておいたほうがよいのではないかというふうに思っての質問なんですけれども、今の課長の答弁では、もうそんな心配は市民の皆さんにしてもらわんでも結構ですと、我々はプロとしてそういうところがあってもすべて対応は過去にもできてますし、これからもできてますと、だからゆえに答弁の最初のように、そういう箇所についてのチェックはしておりませんと、こういう答弁でよろしいですな。
◎尾崎 警備課長 そのとおりでございます。
◆松平 委員 わかりました。今後、火災、消火活動の中でそういう障害というのは理由にならないというふうに私のほうで理解をしておきます。では一たん終わっておきます。
◆川光 委員
環境産業委員会、久々に担当として籍を置かせていただいてます。ぱっと見たら山口さんがおられたので、建水のほうでなくなったもんですから、またよろしくお願いしたいと思います。
最近というよりも今回の市政だよりの12月の15日付の内容で、市消防局火災調査隊が消防防災科学技術賞で優秀賞ということで、すごいニュースを見させていただいたわけですけども、これはどのような内容なんでしょうか。
◎山中 予防広報課長 御答弁させていただきます。総務省消防庁が主催する令和2年度消防科学技術賞というものでございますが、消防機関において行われた火災原因調査で消防防災科学技術の観点から解決または考察したもので、今後の火災原因調査の高度化や火災予防対策への寄与等があり、波及効果が期待されるものが表彰されるものとなっております。以上でございます。
◆川光 委員 具体的にはどういう事象でそういう表彰をされたのかということなんですが、それはどうですか。
◎山中 予防広報課長 今回受賞した内容につきましては、変電設備などで電線に高圧の電流が流れることで金属部品等を引き寄せて短絡事故、いわゆる電気によるショートが起こり火災が発生するという、火災原因調査の文献にも掲載されていない原理を解明したことが評価され、受賞することになりました。以上でございます。
◆川光 委員 すごいなと。いつもテレビでこういう火災の原因なんかを追求するときに、やはり失火の原因というのはさまざまあるんでしょうけども、単純に電気回線がショートしたりとか寝たばこでとか、そういう具体的な原因を調べる中でわかるということなんでしょうけども、今回、磁場が発生した状態で、金属片を磁石で吸いつける、その部分がたまたま短絡、ショートしたということで、実は地元の小学校のそういう設備だったもんですから、私自身も慌てて飛んでいきました。小学校が燃えてるという、そういう報道やったもんですから。消火されてる状況下の中で配電盤の一角が真っ黒けになって焦げていたのを見させてもらいましたし、それが当初はその配電盤のメーカーの過失というか、そういうものではないかとか、通常そういうふうに思うんでね。私も素人ですから、そういう状況で高圧がかかって結構危ない状態やったんじゃないかなというふうに想像されたわけです。これはたまたま小学校の空調の、試験的にオンをするという、通電する時期にそれが発見されたということで、ある意味ではそういう、生徒がいない、これから夏を迎えるという時期であったと思うんですけども、そういうことで原因がすぐには出てこなかったけども、最終的に執念を持って火災の原因というのを追求されて、このような賞を受けられたということは、本当にすごいことやなというふうに思います。今後もこういう出火に関してもさまざまな原因が考えられるわけでしょうけども、そういうふだんからの体制というか、そういうものを知ることによって予防ができるやろうと。これは全国的に高圧を使って、やるような場所というのは考えられるわけですから、それが磁場になって吸いついてショートさせるというようなことが、思ってもみなかったことが実際にあったということで、国内のそういう原因追求の中でも予防という部分ではすごくよかったんじゃないかというふうに思ってます。日ごろのこういう活動、探求、また検査というのは本当に大変な時間も要することもあるでしょうけども、しっかりと今後もお願いしたいと思います。
また最近、私どもの地域で火事がありました。密集地で火事があったわけですけども、それが1軒だけが全焼しましたけども、隣接している住宅、たまたま知人がおったもんですからのぞいてみると、ほとんどまず火事だということ自体がわからへんぐらいな状況で火が回ってたわけですけども、隣接するところにいわゆる不思議なぐらい延焼しなかったということで、すごく消防の方に対して敬意を表されてたということもありました。市民の財産とか、また生命を守るという観点から、消防局は日ごろからいろいろ鍛錬されてるというふうに思いますけども、時期的にも冬場を迎えて大変火事が多くなる可能性もありますので、緊張を持って任に当たっていただきたいというふうに要望しておいておきます。ありがとうございました。
ちょっと、局長に決意を言うてもらうのを忘れてました。済みません。
◎鶴原 消防局長 ただいま川光委員のほうからお褒めの言葉をいただきましてありがとうございます。火災調査というものはやっぱり原因を燃えた後で探すというところで、掘り返したり地道な部分もございます。その地道な活動が今回こういう表彰につながって、東大阪消防局も国のほうからそういう優秀賞をいただきまして、大変名誉なことであると。また、川光委員のほうからお話しいただきましたように、火災現場に対しましても早期に鎮圧することができた事例をこの場でお伝えいただきまして本当にありがとうございます。引き続き火災調査を含め災害現場についてもしっかりと努めていくよう進めてまいりたいので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○西村 委員長 他にありませんか。
( 「なし」の声あり )
○西村 委員長 他にないようでありますので、消防局に対する一般的な質問はこの程度にとどめたいと思います。
この際、暫時休憩いたします。
( 午前11時20分休憩 )
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
( 午前11時34分再開 )
○西村 委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
それではこれより環境部関係の審査を行います。環境部については付託議案がありませんので、質問から行います。質問ありませんか。
◆金沢 委員 おはようございます。それでは私のほうから飲食店における食べ残し、食品ロスについてお聞きします。まだ食べられるのに捨てられる食品ロスなど、食品廃棄物が地球環境に負荷をかけてると言われております。平成29年の農林水産省の調査では、日本全体で約2550万トンの食品廃棄物が出ていまして、そのうち約612万トンがまだ食べられることができる食品ロスとなっています。私自身、飲食店を経営していましたので、飲食店やホテルなどの事業所が率先してこの食品ロスを継続的に削減していく必要があると考えますが、環境部の考えはいかがでしょうか。
◎松倉 循環社会推進課長 委員御指摘の飲食店における食べ残し、食品ロスの問題ですが、確かに委員おっしゃられるとおり、飲食店では事業者さんが調理された調理くずであったり、お客様が残された食品が食品ロスになっているかと思います。お客様には食べ切って食品を残さないよう、調理店には調理くずをできるだけ出さないよう、また従業員の方などが調理くずにならないように食されてるということも聞いておりますので、そういった活動をまた引き続き啓発していきたいと思っております。以上でございます。
◆金沢 委員 今おっしゃっていただいたように調理くずとか、結構大量に出るのも事実です。売れ残った食材というのは営業終了後に従業員の賄いとして消費されたり、また2次加工ですね、その日、売れ残ったものを煮たり焼いたりして次の日に使用するといったことも、再利用できるんですけれども、一たんお客さんに提供したものというのは、お客さんが食べ残したものというのは、もうこれは廃棄するしかないんですよね。それ以上加工することはできない、もちろん。特にこの時期でしたら、本来なら忘年会シーズンで、鍋とかで大きいお皿に白菜とかもやしといった比較的安価な野菜でかさを出して、その後に魚とかお肉とかを盛っていく。どうしても残っちゃうんですね、野菜が。これも環境のことを考えれば、もう一回洗って次の料理とかに使うのが正しいんじゃないかなと思うんですけれども、飲食店側はそれはしない。一たんお客さんに提供したものは必ず廃棄すると。こういった形でやっぱり、最終的には食材ロスと、その野菜とかもなってしまうわけですよね。大阪市とか京都市は小ポーションメニューの導入、あと食べ残し削減の啓発活動、この辺をしっかり行っている飲食店に対して食べ残しゼロ推進店として登録して、ホームページで紹介等をしております。現在本市ではそういった取り組みというのは行われていますでしょうか。
◎松倉 循環社会推進課長 委員御指摘の、提供した食材をお客様が残されるということですが、特に宴会時などにおいては従前より食品ロスの取り組みで3010運動、最初の30分、一生懸命食べて、また残りの10分、席に戻って食べましょうというような形で、食品ロスの啓発はしておりました。委員おっしゃられた大阪市など他市で取り組まれてる食べ残しゼロ推進店、こういったいろんな取り組みをされてるかと思うんですけれども、本市では現在のところ行えておりません。しかしながらこういった他市の事例を参考にしながら今後、本市でも食品ロスの削減につなげていくように検討してまいりたいと思います。以上でございます。
◆金沢 委員 そうですね、結構、先進的にそういうことを行ってる自治体もありますので、そういった取り組みとか対策というのは参考にしながらやっていただいたらと思います。
まず何よりも重要なのが、飲食店や宿泊施設、そういった事業主の方がしっかりこの問題、環境や食品ロスに対して意識を持つことだと考えます。業界の中にはもちろんそういった環境とかごみの削減という問題にしっかり取り組まれる方もたくさんいらっしゃると思うんですけれども、恥ずかしながら私自身はどうだったかと考えたら、なかなか環境問題、ごみを少なくするという意識が余り高くなかったのかなと思います。先ほどおっしゃった3010運動とか、食べ残しを減らしましょうとか、そういった、具体的に何かこう、ここにもちょっとある、こういったものとか、簡単にダウンロードできるんですけれども、こういったポスターとかステッカー、ポップを飲食店や宿泊施設に配布して提示してもらうとかいうのも一つの手段だと思うんですけど、そのあたりはいかがでしょうか。
◎松倉 循環社会推進課長 食品ロスに係る特に食べ切り、お客様が提供された食材を食べ切れるようなものですが、従前よりテーブルになど三角ポップを置かせていただいてお客様に呼びかけの活動を行ってまいりました。しかしながらコロナ禍の影響によってパーテーションが設置されたり、テーブル上に置くものですので、どうしてもスペースが狭くなったり、なかなか事業者さんのほうでも活用しにくいところもございました。そういったところを、今後ステッカーとか啓発ポスターなどによって事業者様からもそういった発信を行っていただき、また利用者様の目にとまっていただいて、できるだけ食べ残しをなくそうというような意識の改善につながるような啓発を考えてまいりたいと思います。以上でございます。